書かねばならぬ

書いては消して、消しては書いての繰り返し。

『麗~花萌ゆる8人の皇子たち』 全話見たってよ。

本日(11/8)、テレビ愛知での放送が終了した。

暫くぶりに、初めて見る韓ドラ、初めて見る俳優さんたち、初めての高麗時代ものということで、新鮮に楽しめた。また、タイトルの軽さからは予想だにしない、見応えのあるドラマでもあった。

まずは、最終回まで完走した直後の感想等を書き記したい。

中身が現代人の高麗時代の人ヘ・ス

池で溺れてタイムスリップしたようだ。しかも、到着(?)した先が、時の権力者宅(皇宮)のお風呂場。運悪くというか、このお宅の”花萌ゆる皇子たち”が入浴中であった。

21世紀の成人女性コ・ハジンだった10世紀人ヘ・スは、10世紀の朝鮮半島は高麗で、統治者が初代皇帝ワン・ゴンということを知っている。物語が進むと、皇子たちの中に、”血の君主”と呼ばれた皇帝となる皇子がいることを思いだす。ある日、”血の君主”は第4皇子ワン・ソであることに気づく。

ヘ・スは、紆余曲折あってワン・ソと恋愛関係になり、後世の評価(悪評)を変えようと心を砕く。しかし、ワン・ソが皇位に就いた頃から、”血の君主”として歩み始めてしまう。この点、史実をベースとしたタイムスリップもののタブーは侵していない。史実を知る現代人が過去において何をしても歴史は変えることができないが故、絶望しワン・ソから離れてしまう。

また、中身が現代女性であるため、高麗時代の女性とは明らかに違った感性を持ち、これが一部を除く”花萌ゆる皇子たち”を魅了している。ヘ・スの生きざまについては、やはり”書かねばならぬ”気がしているので、今後、書き綴っていきたい。

花萌ゆる8人の皇子たち

ワン・ゴンにはもっと息子がいたようだが、本作に出てきた皇子8人はそれぞれ違った魅力(容姿もさることながら、性格も)で描かれている。しかも、どの皇子もヘ・スと何かしら関わっている。いや、第9皇子ワン・ウォンだけ違うかもしれない。

最終回まで完走した直後では、花萌ゆる皇子のうち皇宮で生き残った(=権力を握った)のはワン・ソだが、そこそこでも人らしく生き残ったのは皇帝の同母弟ワン・ジョンである。

各キャラクターとか物語中での魅力を”書かねばならぬ”気がしてならないので、これについては今後書き殴っていくことだろう。

これまで見た韓ドラとの相違点

先の投稿でも書いた通り、これまで見た韓ドラの史劇はいずれも李氏朝鮮ものであった。また、必ずと言って、男社会のドロドロ、女社会のドロドロがあって、大概、吏曹判書か兵曹判書、もしくは左議政あたりの臣下がいろいろと悪事を働く。しかし、麗~では臣下はほとんど出てこない。同様に、悪事を働くご婦人方も出てこない。故に、クソジジイ感とかクソババア感満載なドラマではない。むしろ、麗しの皇子たちとキュートなお嬢様しか出ていないドラマである。

 

以上、テレビ愛知での最終回直後の記念投稿でした。お付き合いありがとうございます。