書かねばならぬ

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『麗~花萌ゆる8人の皇子たち』考 ②皇后ユ氏の息子たち

日々、麗関係のツイート巡りをしている。そんな2回目の考察してみたは、皇后ユ氏の息子たち(ヨ、ソ、ジョン)について。当方も息子が2人いるかーさんとして、こちらのお宅の息子たちに興味があった。

 

☆以下、ネタバレあり。妄想であって、あらすじにはあらず。

 

とにかくかーさんが大好きなソとヨだけど

最後まで視聴し終えて、皇后ユ氏の息子たちはママが好きすぎる、ママっ子男子であると思った。ドラマ上、末っ子ジョンは別として、期待の兄(亡くなったテ)がいてママを独り占めできなかったヨとソの歪みっぷり、ママに嫌われたくないとかもう必死だ。

 まず、中間子・ソ(第4皇子)の場合。養子に出されたのが先か、ジョンが生まれたのが先かはわからないけど、ジョンが生まれるまでは末っ子でそれなりにママに可愛がられていたのではなかと推測される。しかし、ママの関心は、実子(初期は、長男の第2皇子・テ、テ亡き後は次男の第3皇子・ヨ)を皇帝にすることであり、その下の第4皇子・ソには構っていない可能性が高い。そう、幼少期にママから満足する愛情をもらえていない。大きくなってからママ独り占めできる時が来たのはいいが、やり方が酷すぎて、それ以上に失うものが大きかった。

次に、長子・ヨ(第3皇子)の場合。本来は、ソと同じく中間子ではあるが、実兄の第2皇子・テが亡くなったことにより、実質的に長子に。ヨは”完全無欠”とも表現されていたが、元は、ママが兄・テに期待していた(むしろ、強いていた?)ことであり、テの逝去により、この対象がヨになる。この時点で、ママの愛情(むしろ野望)を一身に受けることができる。一方で、ママに弱き人や忌み嫌う人認定されると、どのような待遇を受けるかということも幼くして知ることになる。だから、ママに嫌われたくない為に”完全無欠”でなくなはならない。ママが大好きだから、あのような野心家皇子に成長してしまうという。だが、ママの本性(自身が輝くためだけのツール)を垣間見たようで、最期を迎えるにあたり、ママを部屋から追い出し、実弟(ら)の想い人(ヘ・ス)に何かを託して息絶えてしまう。

その一方で、末っ子・ジョンは

かーさんは強烈なママと兄さん(ヨ、ソ)がいるのに、あの末っ子・ジョンの人間性が作られたのかが不思議でならない。やり方がやや強引ではあるものの、大好きな女人(ヘ・ス)を救うため、そして守るため、想いを表に出すことなく傍に寄り添い、最期を看取ることになる。ドラマ前半の第8皇子・ウク並みに優しさにあふれた行動である。ジョンが兄たちとは異なるタイプの優しい青年に育った要因を考えると、やはり、(ドラマ上)母・ユ氏にとって末っ子で無条件に可愛い存在として愛情を注がれていたことと、実質的な実の長兄・ヨとも年齢差等から自身の野望(皇位)において脅威にはならないとみなされ可愛がられて育ったためといえる。

子育ては難しい…

子が2人以上いて、同じように育てても生まれ持った資質により同じような子は育たないのは世の理だ。第1子は初めての経験で慎重に育ててしまうし、第2子は第1子のような慎重さがなくなるし、子にしてみればすぐ傍にちょっと大きな似た存在がいるわけだし同じように育つわけがない。特に同性の兄弟なら。というのが、皇后ユ氏のお宅の坊ちゃんたちを見て思った感想だ。

かーさんも、長男に期待しまくり、次男を無条件に可愛がりまくっているんで、少々、気を付けようかと思う。

 

以上、長々とお付き合い、ありがとうございました。